Kokopelli

備忘録と思考と好きな事などをつらつらと。

虚心坦懐に会社を、みる

マインドフルネスについての本の中で、仏教の神みたいな人が言っててオモロイなと思ったこと。

我々人間は、成熟していくと「見る」・「聞く」ことが出来なくなる。脳内で捏造してしまうから。この捏造に自分で気付き、修正していくという繰り返しで脳を変えていくことが重要。

どういうことかというと、例えば他者に「バカだな」と言われるとする。これは大変腹立たしい。だけれども、純粋に聞けば〈ば・か・だ・な〉という日本語4文字に過ぎない。脳内で、意味をつけて、解釈を捏造しているから心がざわつく、と乱暴に書けばこんなところ。

 

これを通じて思ったのが、就活生が会社を見る時は捏造してしまうよなと。その会社のありのままの姿を見ることが出来ない人が多い。

売り上げ、成長、規模、福利厚生etc..こういった情報から脳内で捏造を行なって「成長してて良い会社だ!」「ベンチャー過ぎるし、安定感がない!」みたいなことが起こる。

もちろんそういった要因はとても重要で、無計画に何となく気に入った会社に入るのはバカだと言う人もいるだろう。

でも虚心坦懐に、ただただ、その会社を《見る》ことが出来る人がどれくらいいるだろうか?純粋に《見て》、会社を選ぶ人はいるのだろうか?

 

会社を、本当の意味で《見る》ことが出来る人こそ自分に合う会社、納得のいく就活が出来るのではないか、と思う。

「〇〇さんなら、どの会社に入りますか」

「どういう会社に入ると良いと思いますか」

よく聞かれるし聞くフレーズだが、全く無意味だと思っている。社会的な正解を探しに行くのではなくて、虚心坦懐に会社を自分の心の目で《見て》選んで欲しいなと。そんな独り言。