Kokopelli

備忘録と思考と好きな事などをつらつらと。

売れる本とは?

端的に書きます。

世の中には三流が多い(自分のことは棚に上げます)。一流、二流はそう多くない。それは当たり前で一流が沢山いたら、そもそも一流とか二流とかっていう概念が成り立たない。コモディティしていないからこそ一流なのだ。

ここから本題。冒頭に書いた通り、世の中には三流が多い。三流とはなんぞや…これは自分なりに解釈するなら「思考停止軍団」ということにしよう。思考を停止しているので、物事を疑う能を持たない。深く思考しないので、ストレートな物言いが刺さる。例えば「成長し続けろ!君たちは若い!若さはスティーヴジョブスだってビルゲイツだって持っていない資産なんだ!」みたいな。これが良い悪いと言ってるわけじゃなくて、自分の推察では三流に刺さるフレーズというのはこういった超抽象概念だということ。

ある時から、売れてるビジネス書に手を出さなくなった。書いてあることが非常に薄い、新しい示唆がない、ひねりもない。誤解を恐れずに言えば、どの本も当たり前のことを言い方を変えて表現しているようにしか見えない。ではこれがなぜ売れるのか?そう、最も母数の多い三流にはそれが一番刺さる。本を読みたい人(読書自体が目的化)には、そういう本は良いのかもしれない。ただ、本を思考や知識を手に入れるチャネルとして利用している人達にとっては全く読む必要が無いと思う。この話オチはないのですが…

一つ言うならNewsPicksって凄いなと。この点を理解している。簡潔に簡単に読めて、なんだか読むと自分が物知りや最先端をいっているような気持ちになる。売れるには三流に分かるように書かないとなのでね…