Kokopelli

備忘録と思考と好きな事などをつらつらと。

岡本太郎の馬力…エネルギーが凄すぎる

限界という言葉がある。割と日常でも使う言葉だ。「限界を超えろ!限界突破!」や「もう限界だよ」とか。

限界は、自分が想定・想像できている時点で限界ではない。限界とは自分で全く想像も想定も出来ない超次元で未知な領域のことを指す。

言葉にしなくても我々は自分自身で限界を決めてしまっている。例えば、有名なのは1マイル4分の壁の話だろうか。

「自分はこういう人間だから」とか「それ俺には向いてないから」みたいな自己規定的な思考をする人の想う限界を〝限界α〟としよう。限界α的思考の生き方はオリの中で生きていく、または枠の中で暮らす生き方だ。自己をあるゆるモノサシで規定してしまって、その世界の中でしか物事を考えない。なんと狭い生き方か。

逆に、常に自分を壊して創造し直す。謙虚と遠慮を履き違えず、自分という人間の可能性を〝一切〟規定しない、定めない。周りから見れば夢想家なのかもしれないが、当の本人は至って真剣に自己の可能性を信じている。こうした人の考える限界は〝限界β〟だ。限界βな生き方は非常に危険だ。惰性で安定的な今の自分の権威と態度を壊し続ける。世間の常識を疑い、反対の声をあげる。痛みを伴う。枠の中で生きていないのでルールもない、ゆえに枠の中のルールで生きている人達から批判もされる。それでも枠なんぞ考えず、今ある安定を破壊して未知の領域に一歩一歩踏み出し続ける。こうして辿り着く世界こそ〝真の限界〟。限界という言葉は同じだけれど、限界βの人間は辿り着けない、限界αの人だけが知っている世界がある。